ブルックスブラザーズを鉛筆でぐにゃり
ブルックスブラザーズのアンラインドローファーを皺入れしたのでご紹介したい。
最近僕は皺入れをしていない。オールデンを履き始めたころは皺入れ原理主義者だったが、その後皺入れをしないことが多くなった。しかし今回はアンラインド仕様で革が薄いため念のため皺入れを行うことにした。
皺入れ前のブルックスブラザーズ
皺入れ前ではこんなにスッキリしたお顔が
皺入れ後のブルックスブラザーズ
こんな素敵な表情になる。まるで顔に皺が刻まれた素敵なオジサンのようだ。靴だってジーンズだって人間だって年を重ねることでより豊かな表情になるのだ。
ブルックスブラザーズの皺入れ方法
良いコードバンに多く見られる毛穴。こんな毛穴は皺入れすることで目立たなくなる。だとすれば毛穴が少し目立つくらいの良いコードバンをセレクトするに限る。さすがはブルックスブラザーズなのである。
皺入れの位置だが、僕は結構根元に皺を入れる。そうすることで自然な綺麗な皺が入るからだ。使うペンは気分で決めるのだが今回は確固たる信念をもって細い鉛筆を使った。
なぜ細い鉛筆なのか?最近はペンでの皺入れをしていなかったがその大きな理由がペンでの皺入れしない方が綺麗な皺が入るからだ。綺麗な皺とは何か?それは細い自然な皺である。その細い自然な皺が細いペンの方が近付けるからである。更に自然な皺を入れるには鉛筆のような柔らかいものが良い。結果、先日TOEIC用に買った鉛筆を使ったというわけだ。
鉛筆で位置を決めたらゆっくりと、しかし確実に踵を上げる。
これでもか!というくらい踵を上げる。
すると鉛筆が包み込まれるような皺が入る。当然、鉛筆が入っているところは谷のように凹み、その少しつま先側は山のように盛り上がる。すると更にその少しつま先側は、また谷のように凹む。
つまり、細い柔らかい鉛筆を根元に入れてしっかりと踵を上げることで2本目の皺入れは必要なくなるのだ。
事実僕は2本目の皺は一切入れていない。1本目の皺をしっかり入れることで2本目の皺も自然に入るからだ。この方法ならば一発で綺麗で自然な皺が入る。
逆側の足も同じ要領で皺入れをする。
鉛筆をとって更に踵をせり上げる。これで完璧な皺が入る。
これぞオトコのエイジング。美しいナチュラルな皺が入ったのである。
あれ。どうしてブルックスブラザーズなのにオールデンの箱なのか。その秘密はまたほかの記事に譲ることにしたい。