モダンブルーで買ってよいもの買ってはいけないもの
僕は服はネットで買う。現在は90%以上通販だ。理由は以前も述べた通り「とにかく安い」「種類が豊富」であること。
高校時代に私服の高校に通っていたことから、高校生時代から渋谷・原宿・町田のセレクトショップや古着屋に通い詰めていた。
大学時代のデートは専ら渋谷のセレクトショップ巡り。アローズの本店からビームス、シップス、ジャーナルスタンダードなど渋谷・原宿のセレクトショップをブラブラし、途中でお茶して南青山のスペースやヴィアバスストップ等、デザイナーズ系のショップにも行く。当然、デートなので彼女がマークジェイコブスに行きたいといえば一緒に行くし、マルジェラの新作が見たいといえば一緒に行く。
これはこれで楽しい。シップスには僕の大好きな優しい目をした店員さんがいて、彼女がセレクトしたシャツに袖を通しながら行われる会話は僕の知的好奇心を満たしてくれた。新緑の時期であれば気候は最高だし、当時は花粉症でもなかった。あの時の僕はとにかく若かった。有り余る体力と時間があった。
しかし、これを実際にやる場合は時間がかかりすぎる。ランチやお茶、ディナーまで考えれば丸一日かかる。社会人となり、忙しくなった今、これをやるには少々時間が足りない。
しかし、この全てのセレクトショップの品揃えを網羅したショップがある。それがモダンブルーだ。
家にいながら、渋谷のシップスに行き、坂を上ってビームスに行き、坂を下る途中でジャーナルスタンダードに行って、明治通りとぶつかって左に折れ、アローズ原宿本店に行き、表参道を通って南青山にでる。
その全てが手に入る。
モダンブルーのすごさ
しかも当ブログでよく伝えている通り、モダンブルーは返品無料だ。通販の返品無料ということは家で試着ができるということである。
手持ちのアイテムと購入したアイテムを合わせてコーデを確認してから、購入するか判断できる。またはサイズに迷ったときはサイズ違い、色違いを両方注文し、気に入った方だけ購入、もう片方を返品する。そんな対応が可能だ。
モダンブルーの存在を知ってから、リアル店舗のセレクトショップに行くのが正直馬鹿らしくなった。洋服を買うという一点に焦点を絞った場合、リアルの店舗は投資対効果が悪すぎるのだ。
だから僕は洋服の9割以上を通販で買うようになった。そして、そのうちの約半分はモダンブルーを使っている。超絶効率的に服が買える。シーズンが始まると、モダンブルーから毎週末のように服が届く。
その中で気に入ったものだけをセレクトする。箱はそのままにしておいて、クロネコヤマトに電話をする。集荷をしてほしいとドライバーに伝え、試着を終えた服を段ボールに仕舞う。返品もその段ボール箱をそのまま返すだけであるため、ダンボールを捨てに行く手間さえない。
当然、リアル店舗と違って持ち帰ることすら必要ない。返品だって顔見知りのリアル店舗の店員に返品するのは少し気がひけるが、そもそもモダンブルーは返品も前提で作られていることから、返品する気後れも全くない。これは顧客の購買体験を変える素晴らしい改革だと思う。
さて、話が長くなった。
本題はそのモダンブルーで買ってよいもの、買ってはいけないものだった。
モダンブルーで買ってよいもの、買ってはいけないもの
まずモダンブルーは並行輸入である。並行輸入だから余計なマージンがかからず、安く買える。そして日本では展開していないデザインやサイズも豊富に手に入る。
一方でデメリットもある。並行輸入だからこそ、日本の代理店が日本人向けにカスタマイズした商品は買えない。特にシャツなどは日本人向けの体型(首回りに比べてボディを細く、袖を短く、丈を短くする等)にカスタムされていることから並行輸入品の購入には注意が必要だ。
モダンブルーで買ってはいけないもの
例えば、同じバルバやフィナモレをリアル店舗のセレクトショップで試着、あるいは購入してサイズがぴったりだからといって、同じサイズをモダンブルーで購入するのはNGだ。袖も丈も長く、ボディも大きいので、バブル時代に彼氏のうちに来た彼女が彼氏のシャツを着ている状態になってしまう。
だから基本的にはシャツはモダンブルーで買ってはいけない。
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モダンブルーで買うべきもの
一方で購入すべきものはなにか。これは僕が実際にモダンブルーで購入し今でも使っているものの一部だ。
- ラルディーニ
- ボリオリ
- ヤコブコーエン
- クルチアーニ
- ジョンスメドレー
- PT01
- J&M デヴィッドソン
- APC
- リヴィエラ
- シヴィリア
- アントレアミ
- オロビアンコ
- ASPESI
- ヘルノ
その他多数
これらは全くもって並行輸入のものとサイズが一緒である。そのため、純粋に安さと種類の豊富さを享受できる。
モダンブルーで買っても良いが、他のショップで買ったほうがよいもの
- インコテックス
僕はインコテックスもモダンブルーで購入していた。しかし以前の記事で書いた通り、ガルダローバミラノの圧倒的な安さ、種類の豊富さには敵わない。そのため、インコテックスはガルダローバミラノで買うべきだ。
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フィナモレやバルバのシャツを買うべきショップ:ルッチカーレ
ではサイズの違うシャツはどこで買うべきか。基本的には国内正規品を販売している通販ショップがいい。岐阜に店舗を持つルッチカーレなどはおススメだ。特にセール時期に自分のサイズが残っている場合のルッチカーレは宝の山になる。
定価だがセレクトが素晴らしく別注品も扱うショップ:CINQUE CLASSICO(チンクエクラシコ)
価格は定価だがセレクトが素晴らしいショップもある。そのひとつがCINQUE CLASSICO(チンクエクラシコ)である。
チンクエクラシコはフィナモレの別注品のモデルを扱っている。フィナモレのピエーロというモデルでセルジオをベースにタイドアップできるように襟のカッタウェイの角度を少し和らげたモデルだがこれがかなり秀逸だ。流れるような襟元と美しいタイのラインが色気抜群でフィナモレをビジネスに使う場合の鉄板となる。
CINQUE CLASSICOの名作フィナモレ ピエーロ
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ラルディーニのセレクトが素晴らしい最高のショップ:Le Acca
そんな中、最近僕が気に入っているのはこの静岡にあるセレクトショップだ。詳細は別の記事に譲るが実はこのシャンブレーのラルディーニのジャケットは静岡のショップ、Le Accaで購入した。
正直今季購入した服の中で一番のお気に入りだ。
ラルディーニのシャンブレージャケット
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更には現在プレセールも行っており、ずっと狙っていたパッカブルスーツがなんとセールの対象になっていたことから、こちらの2秒で購入を決めた。これは間違いなく買いだ。
ラルディーニのパッカブルスーツ
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モダンブルーをベースにネットショップを制覇する
また話が横道にそれてしまったが、全体的な戦略感としてはこうだ。
デジタル全盛のこの時代、服は基本的にネットで買うべきであり、そのベースとなるのがモダンブルーである。そしてネットショップにはインコテックスが得意なショップがあったり、実店舗があるショップだったり、正規品が安く買えたりなどそれぞれ特徴があり、それをよく掴むことが肝要だ。
僕がおススメするのはモダンブルーで気に入ったモノがあればとにかく手あたり次第試してみることだ。それによりブランド毎のサイズ感や質感、自分の身体のサイズが自ずとわかってくる。
モダンブルーでの修行を経たら次は国内正規品を扱うショップでのセール品を試してみる。セール品だけに返品はできないことも多いが、モダンブルーでネットショップの経験を積んでいればそう外すことはない。仮に外したとしてもメルカリで売ってしまえば良い。セール価格よりも高く売れることすらあるかもしれない。
そして最後の大戦は国内正規品を定価で厭わず買うことだ。
ラルディーニのシャンブレージャケットは定価74,520円だ。僕はこのショップでの購入体験はなかったが静岡にリアル店舗があること、ラルディーニのサイズ感は身体で覚えていたことから2秒で即断した。
モダンブルーに出会う前の僕がラルディーニのシャンブレージャケットを購入する場合、きっとこうなる。
- リアルの店舗に行ってこのジャケットを取り寄せ、翌週末に再度一日デートをしながら試着をする。
- 彼女の手前、74,520円のジャケットを即断するのは気が引けるので取り置いてもらう。
- 翌々日あたりに会社帰りに渋谷に立ち寄りジャケットを購入する。
モダンブルーに出会う前であれば3日間かかっていた買物が、モダンブルーに出会った後の僕なら2秒での購入に変わるのである。
こんな風にモダンブルーとは我々の購買体験を劇的に変革するショップなのだ。
まとめ
モダンブルーは家での試着を実現し我々の購買体験を劇的に変革させたモンスター級のショップである。この意味を理解しモダンブルーを最大限に活用することで貴方のライフスタイルはより豊かに、そして華やかになっていくだろう
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