こんにちは
本日はAldenの名作、Alden コインローファー バーガンディ(カラー8)コードバン ヴァンラスト 型番99162 をご紹介します。
なぜこのローファーがコインローファーもしくはペニーローファーと呼ばれるかご存知でしょうか?
それはかつて米国で甲の上の切れ目の部分にコインを挟むのが流行していたからなのですよね。
そしてコインローファーのデザインを初めて作り上げたのがAldenと言われていることから、Alden のコインローファーはAldenの中でも名作中の名作なのですね。そしてこのモデルにはもうひとつ秘密があります。それはこの型番にあります。型番99162は日本限定モデルなのです。
※写真は型番99162 日本限定モデル
海外のコインローファーは型番986と呼ばれるもので、同じヴァンラストではありますが、甲の皮の部分が少し短く、甲が低い。甲高の人はなじませるのに少しつらいかも知れません。そして個人的な感想を言わせていただくならば、ちょっとダサい。そもそもAldenは少し野暮ったいところが極めて愛おしく、そしてどんな服装にも合わせることができる包容力がある所以なのですが、コインローファーを買うなら海外で買うより日本で買った方が、より素敵に履けると思います。
さて、今回はコードバンのシワ入れについて、このAldenのコインローファーで少しご紹介したいと思います。
先ずはシワ入れ前とシワ入れ後の表情にご注目ください。
※シワ入れ前のスッピンのAldenコインローファー
※シワ入れ後に少し大人になったAldenコインローファー
いかがでしょうか。表情が大きく変わったかと思います。これがホーウィン製のコードバンの魅力です。本当にシワを入れるだけでこんなに素敵になるなんて。僕の愛するAldenコインローファーは少しお化粧をして大人の階段をこれから登っていく、そんな思いを抱きます。
次にシワ入れ方法をご紹介します。
- まっすぐなボールペンを用意します。
- 片足ずつ履きます。(両足履いてシワ入れすると踏ん張る方の足の靴の方がグチャグチャになるので注意しましょう)
- シワ入れは2カ所です。手前(足首に近い方)から入れましょう。
- 自分の好みの位置を狙い、コインを入れる穴と平行にしっかり両手でボールペンを握ります。
- 位置を固めたら、つま先を床に着けたまま、かかとをゆっくり上げます。
- かかとはこれでもか!というくらい大きく上に上げます。(ボールペンが挟み込まれるくらい)
- 手前にシワが出来たら奥(つま先に近い方)に入れます。
- 正直好みですが、僕は奥の方は軽めにシワを入れます。あまりしっかりシワを入れすぎると人工的になり、ちょっとダサいです。
そして完成図がこちら。
※シワ入れ点数80点くらいですかね。
シワ入れは本当に難しいです。シワ入れをしない人もいますが、入れないと斜めに思いっきりシワが入ったりすることもあるので、注意が必要です。シワ入れはよく晴れたいい天気の日にしましょう!
※ ヤコブコーエン696 のジーンズに合わせてみました。
※ やはり日本モデルは甲のコードバン部分が大きくて、とっても素敵ですよね。
僕の愛する Alden コインローファーでした。