1. スニーカー界の頂点に君臨する New Balance 1300 "JP" モデル!
The King of Sneaker
ニューバランス1300JPモデル。それはすべてのスニーカーの頂点に君臨するキングオブスニーカー。
デザイン、履き心地、そしてカリスマ的人気。そのすべてが圧倒的な力を持つ。
誕生から35年経った今も他の追随を許すことは一切無い。
世界中のスニーカーファンの憧れ
この特別なスニーカーは世界中のスニーカーファンの憧れである。
全世界の主要都市で同時発売され、その発売日の2020年2月22日は世界的な祭典となった。
世界中のインスタをNew Balance M1300JP3が席巻し、手にした者は喜びを爆発させた。
2. 5年に一度の祭典で手に入れろ!
ニューバランス1300JPは1985年に誕生した。
当時スニーカーで39,000円という金額は世間を驚かせたが、その卓越したデザインと履き心地はファッションコンシャスな人たちの心を鷲掴みにした。
そしてスニーカー界の頂点に上り詰めていくのは時間の問題だった。
初代ニューバランス1300から10年後の1995年。2代目のニューバランス1300が復刻として登場する。
僕が高校の時に原宿のユナイテッドアローズで手にしたのはこの2代目モデルだった。
高校生の僕は39,000円の値札を見て恐る恐る棚に戻したことをよく覚えている。しかし、それは振り返って考えてみると当時は抽選でもなんでもなく店頭で普通に買えたという証拠でもある。
その後、2000年に3代目、2005年に4代目、2010年に5代目、2015年に6代目、2020年に今回の7代目が登場する。
そう、このニューバランス1300JPモデルは5年に一度少しだけデザインをマイナーチェンジして復刻させるのである。
そして回を重ねるごとに入手難易度は高くなり、2020年モデル、すなわちM1300JP3はほぼ全ての店舗で抽選販売となった。
僕は仕事などに気を取られ、公式HPのネット抽選は申し込んでいたものの他のショップのネット抽選は既に締め切り後、というありさまだった。締め切りが長かった海外ショップのネット抽選には申し込んだものの見事に落選。
販売当日のリアルショップでの抽選会に狙いを定め、District United Arrowsで運命のくじを引いた。
僕の人生において一つ特徴を述べるとしたら、それは「運の強さ」であろう。
かの松下政経塾を創設した松下幸之助は入塾の面接の際、その人に「運の強さ」があるかを見ていたと言う。きっと今の僕なら、間違いなく入塾できるに違いない。
3. 初代オリジナルモデルを忠実に再現した2020モデル
過去最高の倍率となった2020モデルは初代のオリジナルモデルの意匠を忠実に再現している。
0) 青いオリジナルボックス
まずはこの青いオリジナルボックス。この青いボックスを見るだけで興奮するファンは多いだろう。
1) NBロゴの14本バー&1300のフォント
次に"タン"の部分。タンの部分に記載されている”NBロゴ”は初代オリジナルと同様に14本のバーで描かれている。また、1300の数字も同じフォントを使っている。
下の画像はニューバランス公式HPからの引用だがオリジナルも14本のバーでNBロゴが描かれている。また、数字のフォントも同じものを使っていることが確認できる。
2) シューレースのカラー&長方形のフロントステッチ
M1300JP独特のシューレースの色。オリジナルと同様の水色がかった美しい色合いですべてのコーディネートを上質に格上げする。
フロントステッチは長方形を採用。1985年の初代モデルを忠実に再現している。
3) ヒールのダブルステッチ&8本バー
ヒール部分のこだわりも素晴らしい。
ダブルステッチを忠実に再現していることに加えて、カウンターリーインフォーサーもオリジナルと同じく8本バーとなっている。当然のことながら”まるで雲の上を歩いているようだ”と言わしめる極上の履き心地を演出するENCAPシステムも採用している。
4) ビブラム製のアウトソール&NBロゴの5本バー
NB1300のアウトソールと言えばグリップ力抜群のビブラムソール。
このビブラムソールに刻まれたNBマークへのこだわりも是非見ていただきたい。ソールに描かれるNBバークのバーもオリジナルと同様5本仕様となっている。
当然オリジナルも5本バーである。
5) Nロゴ内部の丸みを帯びたこだわりステッチ
僕が一番伝えたいこだわりが"Nロゴ"内部のステッチだ。
Nロゴ内部の丸みを帯びたステッチがオリジナルを彷彿とさせる。
これは職人が一つひとつ手作業で創りあげた証拠でもあるが、ニューバランスの顔とも言えるNロゴのステッチは初代は丸みを帯びていた。2代目モデル、3代目モデルはこれが鋭角になってしまっていたが、7代目モデルはここを忠実に再現。
この丸みは個体ごとに表情が異なる。それは現代においてもM1300JPは職人がほとんどすべての工程を手作業で創りあげているからである。
だからこそこの豊かな表情が生まれ、それぞれの個性があふれ出す。
僕はこの個体の美しいまでのステッチを非常に気に入っている。
まさにこのNロゴこそがNew Balance M1300JPシリーズの所有欲を高める芸術作品たる部分なのである。
次ページからはホーウィンxニューバランスの奇跡のコラボを掘り下げていく。