靴の修理をどこですべきか悩んでいる人
今回はそんな質問へ回答します。
A. 靴修理の圧倒的な技術力は他の追随を許さない。大切な靴のオールソールをするなら絶対にユニオンワークスがおすすめ
ユニオンワークスで靴の修理をすべき3つの理由
僕の具体的な体験を交えてお伝えしていきたいと思います。
理由1:技術力がすごい
靴修理で一番難しいのがオールソールです。アッパーとソールをつなぐ役割のウェルト部分をほどいてソールを全とっかえするのですから、大切な靴をオールソールする場合はどこに頼むか悩みどころだと思います。
僕は大切なオールデンをオールソールしましたが、その出来栄えは息をのむほどの美しさでした。
まるでオールデンの新作がリリースされたかのような完成度。
いわゆるプランテーションソールと呼ばれるオールデンのタンカーブーツなどに用いられるソールを、レッドウイングで用いられるビブラムのホワイトソールに張り替えました。かなり大胆な修理だったので上手くいくか少し心配でしたが、完成した靴は驚くべき品質の高さでした。
オールソール前(オールデンのプランテーションソール)
オールソール後(レッドウイング風 ホワイトビブラムソール)
理由2:提案力がすごい
ユニオンワークスさんには、オールデンのコードバンブーツをレッドウイングのアイリッシュセッターやペコスブーツのような雰囲気のホワイトソールに張り替えたいという希望を出しました。すると以下のような提案がありました。
・ビブラムのソールの種類の提案
・アイレットの交換の提案
・ステッチの提案
さすがは靴を知り尽くしたユニオンワークス。オールデン、レッドウイングの修理を星の数ほど行っているからこその提案力です。
ビブラムのソールの種類の提案
まずビブラムのソールについては以下の2点のどちらが良いかのご提案をいただきました。
- ビブラム #4014 WH ダブルソール(現行アイリッシュセッターに近い)
- ビブラム #1014 WH ダブルソール(昔のレッドウイングについていたタイプ)
僕はアイリッシュセッター風にしたかったのでビブラムの4014をセレクト。
感動モノの高品質。
両方ともホワイトビブラムソールで、とても雰囲気があるソールです。結構悩みましたが4014で正解。アイリッシュセッター風にするにはビブラムの4014がオススメです。
アイレットの交換の提案
それから、レッドウイング風の太いシューレースへの交換とレッドウイング風のシルバーアイレットへの交換も検討していてユニオンワークスさんに相談しました。すると以下のお話がありました。
- レッドウイング風の太いシューレースに交換しようとするとアイレットとフックを大きいものに変える必要がある
- アイレットとフックを大きなものに交換すると今のオールデンの配置の場合は強度の点で問題がある
こういった懸念点などをプロの視点からアドバイス頂けるというのは本当にありがたいです。ユニオンワークスさんが高い信頼を得ているというのはこういった点からもうなずけます。更には以下のアドバイスも。
- シルバーアイレットとフックについてはレッドウイング純正と同じものに変更できるが、強度を考慮すると現在のオールデンと同じ大きさのものとの交換が望ましい
アドバイスを元に熟考した結果、アイレットとフックは変更しないことに決めました。
最初の色からアイレット&フックの色は変わっていません。交換するのもアリだと思いますが、オールデンの雰囲気も残しながら大人レッドウイングを創るにはちょうど良いバランスだったかなと思っています。
ちなみにご参考までに価格は以下の通りです。
- オールソール:14,040円
- アイレット・フック交換:16,200円
ステッチの提案
そして、これがユニオンワークスの神髄だと思った提案です。
- 現状アウトステッチが濃茶ですが、レッドウイングのように白ステッチに変更することも可能です。
- 追加料金はかかりません。
何と素晴らしいご提案なのでしょうか。これがレッドウイング風オールデンに魂を入れこんだ匠の技。しかも追加料金なしでやってくださるだなんて。
確かに最初はステッチが茶色です。
これをホワイトステッチにするだけで本当に雰囲気が変わります。
最初の濃茶のステッチのままだったらこの雰囲気は決して出なかったのではないでしょうか。
理由3:ブランド力がすごい
僕が物心(ファッションや靴に興味を抱いた頃から)ついた時から、靴修理と言えばユニオンワークスでした。20年近く前のBeginでもユニオンワークスの名前が誌面に踊っていましたし、代表の中川さんのファッションも僕らにとってはあこがれの的で、コートタイプやプルオーバー型のバブアーにブーツに合わせた中川さんのコーデのカッコよさは今でも鮮明に覚えています。
その技術力とおしゃれさで確固たるブランドを確立したユニオンワークスは、ユニオンワークスで修理をすること自体、街の靴屋さんで修理をするのとは全く別次元の素晴らしい体験として心躍るものでした。
ハワイの名店であるレザーソウルでオールデンを日本人が購入した場合、修理屋さんでレコメンドされるのはユニオンワークスですし、英国のトリッカーズへの別注品を創るなど、そのブランド力は日本にとどまりません。
技術力に裏付けられた提案力、そしてブランド力はユニオンワークスで修理すること自体、幸せな気持ちになれると思います。
あなたもぜひユニオンワークスでそんな素敵な体験を。
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