ヘルノのダウンジャケット
今年は本当に寒いですね。
もうすぐ3月で春の声も聞こえてきそうなところですが、今日の東京の最低気温は1度。
こんな時に絶対に持っておきたいのがヘルノのダウンジャケットです。
イタリア生まれのヘルノのダウンは軽くて、暖かくて、美しい。
三拍子揃った極めて貴重な最強ダウンなのです。
真冬の最強アウター、ヘルノのダウン
研究に研究を重ねて行き着いたダウンがヘルノ
僕はダウンジャケットが大好きです。
とにかく暖かい。そして軽い。本当に寒い冬、そんな素晴らしいアウターがあるでしょうか。
だからダウンジャケットについては相当研究をしました。そして最後に行き着いたのがヘルノです。だから今回の記事は本当に自信をもってお伝えします。
中学生の時に初めて買ったノースフェースから始まり、学生時代からモンクレール、デュベチカ、タトラス、マッキントッシュ、もちろんユニクロのウルトラライトダウン、そして登山用ダウンパンツであるナンガなども実際に購入して試してみました。
もちろん全て良いダウンです。しかし温かいけどちょっと重い、軽いんだけどあまり暖かくない、軽くて暖かいんだけどシルエットが美しくない。そんなダウンが実は結構あります。
こうなったらダウンジャケットのMTOで自分好みに全て創りあげるしかない!ポーランドのホワイトマザーグースのダウンを思いっきり詰め込んで、イタリアのファクトリーブランドで超絶スタイリッシュなシルエットに仕上げてもらうんだ!そのくらい僕はダウンジャケットを愛しているんだぁ!
月に向かってそんな雄叫びを上げたくなった時、僕の目の前に白馬の王子様のように現れたのがヘルノでした。
ヘルノのダウンジャケット
ヘルノに出逢ったのは5年程前。僕の大好きなモダンブルーがイチオシしてたのですが
「ヘルノ?聞いたことないな。何?イタリア製?うーん。モダンブルーなら返品無料だしちょっと試してみるか」
なんてノリで手に入れたのですが、これが本当にスゴイ。
軽くて、暖かくて、しかもシルエットが超絶美しい!まさに3拍子揃ったダウンとはこのこと!これまで僕が探し求めていたダウンジャケットがここにある!
僕が実際に購入、着用して感じたままに書いたダウンジャケットの比較表がこちらです。
ダウンジャケット比較表
暖かさ | 軽さ | シルエット | ブランド力 |
コストパフォーマンス
|
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ヘルノ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
モンクレール | ◎ | ▲ | △ | ◎ | △ |
デュベチカ | ◎ | ◎ | 〇 | △ | ◎ |
タトラス | 〇 | 〇 | ◎ | 〇 | 〇 |
マッキントッシュ | 〇 | △ | 〇 | ◎ | 〇 |
あくまで個人的な見解ですが正直ヘルノが圧勝です。上記すべてのブランドのダウンをこの10年くらいで実際に購入し使いましたがヘルノを手に入れてからは他のブランドは着ていません。
ヘルノの特徴
ヘルノの特徴といえば以下の3点。
- 暖かさ(機能性)
- 軽さ(機能性)
- シルエット(美しさ)
そしてこの3点は「機能性」と「美しさ」に集約されます。この素晴らしい「機能性」と「美しさ」というヘルノの特徴はその歴史にあったのです。
ヘルノの歴史
ヘルノはイタリア北部の湖のほとりの町で1949年に誕生しました。マッジョーレ湖近くのこの町は谷あいの町でもあり、常に強い風と雨が降るような気候。そのため創業者のジュゼッペ・マレンツィは町の気候に合わせてレインコートを作ることからヘルノを始めたのです。
従軍経験から得た高い機能性
第二次世界大戦に従軍していた創業者のジュゼッペはその経験からコートの防水にヒマシ油を使うことを考案。その性能の高さからヘルノのレインコートは瞬く間に評判になりました。
スポーツ競技者にも耐えうる高い機能性
更にスポーツ愛好家としてジュゼッペ・マレンツィは競技者に対して高い敬意を表していたことから、ヘルノの製品に高い機能性を求めます。
女性のドレスラインを手がけることから学んだ美しいシルエット
また、協同経営者である彼の妻アレッサンドラ・ダイアナの意向もあり1960年代は女性向けのカシミアコート、ジャケット、ドレスなどを手がけます。
つまり、ヘルノは
- 戦時中に学んだ防水性という高い機能性をベースに
- 競技者にも耐えうるような暖かくて軽いという機能性に更に磨きをかけ
- そして女性からの支持も集めるような美しいシルエットを
その哲学から手に入れたのです。
そう、ヘルノのダウンジャケットが軽く、暖かく、美しいという三拍子揃った最強のアウターであるということは、その歴史からみれば必然だったのです。
ヘルノのダウンジャケットの種類
僕は二つのヘルノのダウンを使っています。この二つをひとつずつご紹介していきましょう。
- ひとつめは秋・冬・春+夏のオールシーズン使える薄手のジャケットタイプダウン。
- そして真冬にも完全に使えるフードにコヨーテの毛をあしらったHerno Laminarシリーズです。
1. オールシーズン使えるヘルノのジャケットタイプダウン
まずはオールシーズン使えるジャケットタイプのダウンです。
このジャケットタイプのダウンは薄手で軽くて皺にならない。シルエットも美しい。本当にオールシーズン使っています。
夏にも機内で重宝
春、秋、冬はもちろん僕は夏にも使います。仕事柄、海外出張に行くことも多いのですが真夏でも飛行機の中に長時間乗っていると結構冷えてきます。もちろんカーディガンや毛布をもらうのもよいのですが、このダウンをさっと羽織ったほうが楽だし暖かい。
真冬でもイケる
逆に真冬でもこのジャケットタイプのダウンにジョンストンズのカシミアストールを首元にぐるぐるに巻くだけで本当に暖かい。
軽くて暖かくて美しい。出張の時にカバンに押し込んでもほとんど皺にならずに復活する。
Ciseiのトートバッグとの一体感がハンパない
こんな風にまるでバッグのカバーとして最初からついていたかのような姿で鞄に身体に超絶フィット。出張時は本当に助かります。
出張のお供として、伊勢丹の羽田ストアでも当然のようにヘルノが扱われています
ダウンの量は一番少ないプロダクト。それでも暖かいのは競技者向けに培った機能性と工夫
ヘルノはダウンの量を写真の通り、3つの羽の色で表しています。このジャケットタイプのダウンは白い羽の色が一つなのでヘルノの中でも一番軽いダウン。
ん?ダウンの量が少ないの?なら寒いんじゃないの?
なんて思ってしまいますが、でも大丈夫!
ライナーが北風をブロックするからダウンの量が少なくても暖かい
なぜならこんな風に内側にライナーがついていて、北風を、冬将軍をガッチリガード。ファスナーも首元までしっかりと閉まるから超絶便利。寒いときは一気に上までファスナーを閉めれば体温でぽかぽか。
暖かいときはライナーを開けて外気を取り込もう
暖かいときはファスナーを開けて外気を取り込めば適温が保てる。冬は電車の中だったり少し歩いたりすると汗をかいたりすることも当然あります。しかし、例え競技者用のプロダクトとしても耐えうる機能性がヘルノの真骨頂。
ライナーとファスナーを自由に操れば3段階くらいの温度調節が可能です。
スーツにも抜群に合うのがヘルノの底力
もちろんスーツにも合わせることができる美しいシルエット。ライナーを少し開けてタイをのぞかせればスーツでもばっちりはまります。
指一本でモテるほどの軽さ
指一本でもてちゃうほど本当に軽い。ヘルノのジャケットタイプのダウン。
僕の人生で本当に買ってよかったと思うベスト3に入るくらいの逸品。ヘルノのジャケットタイプダウン。ガチでおススメです。
2. 真冬にも完全に使えるフードにコヨーテの毛をあしらったHerno Laminarシリーズ
続いて真冬でも使える厚手のダウン
これはもう本当に暖かいなんてもんじゃない。これ一枚あれば南極でも行けそうなくらいのポカポカダウン。でも暖かいだけのダウンならたくさんある。暖かくても重くてシルエットがダサければ身体は暖かくとも心が温かくない。
でもヘルノはちゃんとシルエットが美しい、そして暖かい。だからココロも温かい。これって結構重要。
シルエットは美しく、質感も高く
防寒性も抜群。本物のコヨーテの毛が高級感を演出する本当に美しいダウンジャケット。
HERNO POLAR-TECH
高級感あふれるヘルノのダウンジャケットは最高の技術も惜しみなく投入されています。それが泣く子も黙るヘルノのポーラーテック。
- ウォータープルーフ(防水性)
- ダウンパックを使わず直接生地の中に注入するインジェクションシステム
- マイナス20度にも耐えうる防寒性
- 超絶軽いダウンジャケット
ヘルノの技術の高さを証明するインジェクションシステム
戦争経験から培った高い防水性やマイナス20度にも耐えうる暖かさや軽さはこれまで述べたとおりですが、このポーラーテック技術で何よりすごいのは生地にダウンを直接注入するインジェクションシステム。
インジェクションシステム=ダウンパックを使わないこと
ダウンパックを使わないということは、ダウンジャケットの弱点である
- ダウンの位置がずれてしまったり、
- ダウンの羽毛が外に出てきてしまうことがありません。
更にはダウンの量を少なくすることが可能であるため
- とにかく軽い
- そしてモコモコにならずにシルエットが美しく保たれる
といういいことづくめ。
もちろんダウンの量を少なくしても生地に直接ダウンを注入することが可能であるため
- 本当に超絶暖かい
インジェクションシステムはヘルノの特許
マイナス20度でも大丈夫とヘルノ自ら宣言しているのは、インジェクションシステムはヘルノが特許を取得しているヘルノ独自技術だから。
最近のヘルノのプロダクトはトレンチコート型やチェスターコート型のダウンなどが出ていますが、これはダウンパックを使わないインジェクションシステムの技術の結晶なのです。
そんなポーラーテック技術を惜しみなくつぎ込んだヘルノのダウン
ヘルノのダウンジャケットにジョンストンズのカシミアストールを合わせれば上品なのに超絶暖かコーデの出来上がり。本当にこの二つの質感と上品さ、暖かさはハンパありません。
コヨーテの毛が高級感をプラス
本物のコヨーテの毛を使ったフード。雪が降っても吹雪いてもこのコヨーテをかぶれば本当にあたたかい。
高い質感と感動の手触り
質感は本当に高く、手触りも感動もの
コヨーテのフードは取り外せる
すっきりと着たいときにはコヨーテのフードは取り外せます
暖かさは温かさ
冬に暖かいというのは本当に重要なこと。寒いとつい家にこもりがちになりますが「あ、ヘルノのダウンがあるから外の出かけよう」となります。
たとえ南極に住んでいたって外に遊びに行きたくなる。そんな冬の身体のお供であり、ココロのお供でもあるのがヘルノのダウン。そう、暖かさは温かさなのです。
ヘルノのコーデ
そんなわけで冬でも外に遊びに行こうコーデ!
この日はループウィラーのスタジャンとオールデンのタンカーブーツがお供。こんなカジュアルなスタイルにもドレスタイプのコーデにも両軸イケるのが本当にすごい。
もちろんジョンストンズのカシミアストールも忘れずに。
というわけで、ヘルノのダウンジャケットを中心とした本日のコーデ!
- アウター:ヘルノダウンジャケット
- インナー:ループウィラースタジアムジャケット Beyes別注
- パンツ:SPADE ジョガーパンツ
- ソックス:ハッピーソックス
- シューズ:オールデンインディーブーツ
- マフラー:ジョンストンズカシミアストール
ヘルノのダウンを着れば真冬の寒さだって吹き飛ばすことができます!
そう、この時期は梅の香り漂う素敵な時期!
今年は寒いから少し梅も遅めで、ダウンの出番もまだまだありそう
そして有名な夕暮れの富士山と菜の花スポット!
さあ、あなたも超絶暖かヘルノとオールデンで冬の良い旅を!
まとめ!
ヘルノのダウンは歴史、技術力から他を寄せ付けない圧倒的な暖かさと軽さ、そして美しさを持つ。ぜひあなたもその素晴らしきヘルノのダウン体験をして欲しい
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