四月のある晴れた朝に
もう何年も前。四月のある晴れた朝。骨董通りで僕は100%の女の子に出会った。
その美しい姿、品格は育ちの良さを感じさせる。
美しく通った鼻筋、アーモンド形の瞳、整っているのにどこか親しみを感じる口元。
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想像よりも高くない身長。
そして何より中に入った時、僕にとって100%の女の子だと確信した。

JM Weston Chelsea boots 705
そう、僕は四月のある晴れた朝。
ジェイエムウエストンのチェルシーブーツに出会ったのだ。
この世に存在する最も美しい靴。

正直、美しい靴だけならこの世にたくさんある。
美しい女の子だってこの世にたくさんいる。でも話してみると残念な気持ちになることもある。
ジェイエムウエストンのチェルシーブーツ。その美しすぎる姿から履いたら残念な気持ちになるのではないか。
長い間そんな風に思っていた。
偶然出会った僕にとって100%の女の子
何年か前の四月。
出会いは偶然だった。衝撃的な出会いというわけではなく、何かに導かれるようにそこにたどり着いた。
それは偶然ではなく必然だったのかもしれない。
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これほど美しいにも関わらず、そっと足を通すと優しく包み込んでくれる。
高嶺の花だと思っていた美しく気高い女性が、人懐っこい笑顔で話しかけてくれた時の驚きに似ている。

「非常に細い作りなので、ここまで完全にフィットする方は極めて少ないです」
ウエストンの店員さんでさえ驚きを隠せない。
そう、彼女は僕のためだけに生まれてきたのだ。
美しさの秘密
そういえば靴のブログだったので、少しだけ靴の話もしよう。
ジェイエムウエストンのチェルシーブーツの美しさはセンタークリースにある。

前から眺めると足首のラインの真ん中にクリースが入っているのがわかる。
この鮮やかなセンタークリースが美しく通った鼻筋を生み出しているのだ。
そして驚くべきことにこのブーツは一枚の革だけで作られている。

シングルピースのレザーでこのクリースを入れ、この美しい曲線を描くだなんて。
ジェイエムウエストンのチェルシーブーツ、まさにフランスの職人が創りあげた芸術作品なのである。
100%の女の子

何年か前の四月。
僕にとって100%の女の子に出会った。
これから彼女と共にどんな物語を紡いでいくのか、期待せずにはいられないのである。
2026.1.3 Alden Style
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実は今日、2016年1月3日から書き始めたAlden Style10周年記念の日でした。
といっても、6年近く空白期間があったので記念日も何もないのだけれど。
たぶん今日書かなければ一生書くこともないだろうと思ったことと、文章を少し書きたい気持ちになれたので書いてみました。
誰も読んでくれないかもしれないけれど、ひっそりと自分自身で10周年をお祝いする気持ちで。
ちょっとだけ近況をお話しすると、至って健康、仕事も順調、クローゼットはかなり入れ替わった、という感じでしょうか。
オールデンはもちろん履いているけど、ジョンロブ、グリーン、ウエストンの頻度が高い。オールデンも含めて全部黒。
もちろんオールデンは一足も手放していないし、何ならそこそこ増えている。
本当は10周年はオールデン全カラー特集をやろうとおもったくらい。
もう少し年を重ねてレアカラーが似合うようになるまで一生履き続けるつもりです。
スーツやジャケットはほぼ100%サルトリオ。ダウンはムーレー。ニットは相変わらずジョンスメドレー。
クローゼットが入れ替わったように色々な出会いや別れもあった6年間でしたが、とても素敵な出会いもありました。
また書きたくなったら書きますので、これからもAlden Styleをよろしくお願いします。