ラコタハウス丸の内店訪問記 presented by Hong-san
丸の内ラコタ訪問記最終回!
第一部は二重橋スクエア プレオープンで丸の内限定オールデンとお戯れのひと時を過ごしたHongさん!
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丸の内ラコタ訪問記#1 二重橋スクエア プレオープンの巻
ラコタハウス丸の内店訪問記 presented by Hong-san 超大作!丸の内ラコタ訪問記! 今回お送りするのは ...
第二部では深夜の丸の内と戦い、そしてオールデン仲間との友情を育んだHongさん!
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そして今回最終回は遂に念願のラコタハウス丸の内店限定レアカラーオールデンを手に入れるのか!?
泣いても笑っても今回が最終回!
12時間の死闘の末、Hongさんがたどり着いた結末とは!?
整理券配布
「きたぁぁぁぁぁぁぁぁあーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!」
そうです!
待ちに待った整理券の配布です!
全員の目がキラキラし始めます!
丸の内の中でも一際目をひく集団の中の一人が言います。
「皆さん、大変長らくお待たせいたしました!これから整理券を配布致します!先頭でお並びの方はどなたでしょうか?」
みんなの視線が1人の男性に集まります。
彼は静かに、そして誇り高く右こぶしを突き上げるのです。
そう、彼こそが我々「レアカラー並び隊」という世界におけるヒエラルキーの頂点に君臨する男なのであります!
私が並ぶ2時間以上も前から1番目として1人で店前に椅子を置いて座る勇気。
彼がまさしく「0」を「1」にした男でございます。
再度列を並びなおし、順番に整理券が配られました。
セールの際の時間表記はなく、全員が10:30に戻ってくるように言われました。
2時間半か、、、一回家に帰って仮眠?お風呂?色々考えましたが、そのまま丸の内に残ることを選びました。
私は幸いにも数名のオールデン仲間と共に並んでおり、
そのほとんどが初対面だったにも関わらず、すぐに打ち解けました。
大人になって徹夜するとは思いませんでしたし、こんなにも夢中になるものに出会うとも思っておりませんでした。
私と仲間の間には既に強い絆が芽生えており、逆に離れたくなかったのです!
遠くに行く元気もなかったので、
向かいのビル内にあるスターバックスで過ごす事にしました。
既に並び始めてから9時間近く経過しており、身体はすっかり冷え込んでおりましたが、、、
オールデン仲間の一人が暖かいココアをご馳走してくれまして、その心意気に身も心も温かくなりました。
五臓六腑に染み渡るとはまさにこのことです。
仲間と共に10:30まで時間を潰し、再度ラコタ前へ!
まず今回の購入に関しての説明があり、10:45になった瞬間に3名の勇者がお店に入ります。
この3名に関してはもう本当に勇者です。いや、賢者です。
私からするとそのくらい偉大に見えます!
青山店と違って全面ガラス張りになっているので、店内の様子が一部始終手に取るようにわかります!
まるで全員トランペット少年のように熱い眼差しで店内を見つめます!
一人また一人と満面の笑みでお店を出てきます!
まるでI-phone新型発売日のようにあたりは凄い人です!
この時すでに外の行列は70名を超えておりました!
遂にレアカラー購入
とうとう私の番が来ます。
プレオープンでたっぷり時間かけて2足を吟味しており、心は決まっておりました。
探し求めていたオリーブシガー、普段スーツを着る私にとっては汎用性もあり、
デザインにおいてもモックトゥの立体感と主張しすぎない色が堪らないのです。
入店すると店員さんが長く待たせた謝罪と、並んでくれた事へのお礼、
それからノベルティを渡してくれます。
「どちらの色をお考えでしょうか?」
自分でもなぜそう答えたかはわかりませんが、自然と口から出た言葉は、
「ウィスキーで!」(笑)
店内を見ると全員ウィスキーを選んでおりました!!笑笑
皆さんギリギリまで迷ってらっしゃったと思いますが、ウィスキーのあの妖艶さには勝てなかったのでしょう。。
まさしく私もその一人でございます(笑)
早速購入して店を出ようと外を見ると、全員の目がレジに注目しているのです!
なぜならレジにあるスペースには購入者が決まった靴が並んでおり、
外で待っている方は「あと何足あるんだ???ウィスキーまだ残ってる???いやもうシガーでもいい!!」
と言ってたに違いありません(笑)
私は嬉しい気持ちを抑えながらお店を出て仲間の元に向かいました。
そこには満面の笑みで待ち受けてくれる仲間がおりました。
インスタでも書かせて頂きましたが、
ここでも再度お伝えしたいことがあります。
「私はこのお祭りともいえる行事に参加して気付いたことがあります。
それはレアカラーよりも大事なものを見つけることが出来たということです。
オールデンを好きになってから、靴の値段もありましょうか、なかなか周りの友人には理解してくれる人がおらず孤独を感じておりました。
正直、今はこんな苦労せずともお金を出せばレアカラーは買えます。
今回私はどれだけお金を積んでも手に入れられない物を手に入れたと思います。
それは仲間です。一緒に長い時間共に過ごした方々は私にとっては本当に大事な仲間になりました。
改めて申し上げます。
【靴は人と人とを繋ぐツールであり、決してゴールではありません】」
三部作にも及ぶ長い長い訪問記になりましたが、最後までお付き合い頂き有難う御座いました。
参加したくてもそれが叶わなかった方、祭りの後に今回の事を知った方、また、並んだものの売り切れで購入できなかった方に対して、
少しでも臨場感と緊張感に溢れた私の壮絶な12時間が伝わればと思い書かせて頂きました。
ラコタハウス丸の内店をめぐる素敵な物語。
12時間にも及ぶ死闘の末、本当に得たものはかけがえのない仲間。
同じ目的を共有し、共に戦い、そして勝ち抜いた友たち。
中には目的のカラーを買えなかった友もいる。
限定オールデン自体を買えなかった友もいる。
そもそも丸の内に来れなかった友だっている。
それでも同じオールデンが好き、靴が好き、そんな仲間と時を過ごしたこの体験は生涯忘れることはないだろう。
そんなオールデンの一期一会の物語。
Hongさんとその仲間の物語はいつまでも続いていくのである。
(Hongさん最高の丸の内ラコタ物語をありがとうございました)