久しぶりに雑誌を買いました
久しぶりに靴の本を買いました。昔はファッション雑誌や靴の本などたくさん買っていたのですが最近は全然買っていませんでした。
雑誌はたくさんの素敵な服や靴が載っていて、かっこいいモデルさんがそれを着たり、履いたりしている姿を見るともちろんワクワクします。でも僕はどちらかというと実際にそれを何年も愛用している人が語っている話を聴いたり、経年変化でエイジングしたモノを見たりするほうが好きです。何倍もワクワクします。
そしてそれは雑誌よりもブログやSNSの方が強い。リアルで手触り感のある「生の声」が聴ける。その人の「物語」を感じることができる。だから最近は雑誌よりも素敵なブログやSNSを見て過ごすことが多く、雑誌は全然買っていなかったというわけです。
【別冊2nd 革靴自慢。】はエイジングされたオールデンがいっぱい
そんな中、オールデン好きの友人が「別冊2nd 革靴自慢。」が結構よかったと言っていたので、Amazonでの買い物ついでに買ってみました。
これが素晴らしい内容。
冒頭にはいきなりオールデンを200足履いたというブランドデザイナーの方が登場。そして36種類ものエイジングされたオールデンを余すところなくご披露。
長年履きこまれたブラックコードバンやバーガンディコードバンはもちろん、美しいウイスキーローファー、そしてクロムエクセルやヌバック、スコッチレザーのエイジングまで一気にご紹介されている姿は圧巻です。
その後もデザイナーやセレクトショップのディレクター、アパレル企業の代表の方などが実際に愛用する靴のオンパレード。
そしてなぜその靴を愛しているのかという背景や理由、そして物語をたくさん話してくださっています。
これは僕がまさに求めていた雑誌。実際に愛用している方の「生の声」を一気に聴くことができるのです。
驚愕のオールデン愛用率
更に驚くべきはオールデン愛用率の高さ。
非常に多くの方がご自身の革靴をご紹介されている中にオールデンを入れていらっしゃいました。
美しくエイジングされたオールデンを、それぞれの方がそれぞれの観点で語ってらっしゃるのは本当に見ごたえ、読みごたえがあります。
そしてアパレル関係の方は本当に多くの方がオールデンを愛しているのだ、と改めて思ったのです。
僕が一番真似したいと思ったのはビームスのディレクターの方がご紹介されたシガーVチップ。窓辺で日焼けさせた色むらが何とも色気がある。アッパーについた染みがその物語を加速させる。
僕のオールデンもこんな風に育てたい。
久しぶりに良い本に出逢いました。