洋服のお直し!どこですれば良いの?
選択肢は3つ!目的に応じて使い分けよう!
- 銀座サルト(高級サルト)
- リフォームノック(通販お直し)
- 近所のお直し屋さん
靴や服を愛する者にとって洋服のお直しをどこでやるのかは永遠のテーマ!服はシルエットが命!靴とのバランスが超絶大切!
スーツ、ジーンズ、シャツなど通販で洋服を買いまくり、個人輸入しまくりのAlden Styleが実体験を元に徹底解説します!
Alden Styleの洋服のお直し屋さん目的別使い方!
フィッティング | 技術 | 価格 | 納期 | 目的 | |
銀座サルト | ◎ | ◎ | △ | △ | スーツ(身幅、本切羽)、シャツ(身幅) |
リフォームノック | 自分で実施 | ◎ | ◎ | ○ | シャツ(袖、丈)、ジーンズ(元裾仕上げ)、パンツ(ウエスト、裾幅) |
近所のお直し | △ | △ | ◎ | ◎ | パンツ(裾上げ)、急ぎのもの |
さあ、それではひとつずつ解説していきます。
1. 銀座サルト
銀座サルトは超有名リフォームサロン”Sarto”の銀座店。スーツのお直しでは間違いなく日本一で僕もスーツはほぼ全て銀座サルトでお直ししています。
何がすごいかっって、フィッティングが超絶すごい。フィッターというフィッティング専門の方がいてメジャーで全身サイジングしてくれる。
そしてそのフィッターの方が超絶おしゃれで「あー、こんなスーツの着こなしをしたい!」というスタイルをしているのです。
まるでビスポーク?美しいスーツができるわけ
そして、銀座サルトでのお直しはまるでビスポークのよう!
- 「春夏用のシルクコットンのスーツですからウエストラインをもうひとつまみ絞ってちょっと攻めてみましょうか」
- 「これ以上、身幅を詰めるとスーツのストライプのラインが綺麗に出なくなってしまいます、今回は3cm詰めにしましょう」
- 「今年のボリオリのコンセプトからすれば裾幅はこのままにしておきましょう」
サルトのフィッターさんはイタリアのファクトリーブランドで実際の生産現場での研究をされている上にコレクションなどの展示会にも参加しています。つまり最先端のトレンドを常に押さえておられることから、おしゃれシルエットが完全に頭の中に入っているのです。
いくらフィッティング技術が高くても、美しいシルエットが頭に描けなければ意味がありません。
そんな銀座サルトでお直ししたスーツは本当に美しいシルエットを描きます。
銀座サルトのデメリットは
ビスポークよりも美しいスーツのシルエットを描く銀座サルトでのお直し。そんな僕も大好きな銀座サルトのデメリットを敢えて挙げるとすれば「価格」と「納期」です。
銀座サルトでスーツを「袖幅」「本切羽仕上げ」「身幅」「ウエスト」「ヒップ」「裾幅」「裾上げ」を一気にお直しすると3万円-5万円くらいします。そして納期は混雑する時期にもよりますが3週間-1ヶ月。
それだけ丁寧で質の高い仕事ですからもちろんリーズナブルではあるのですが、毎シーズンお直し代にそんなに投資するわけにもいきません。
そこで2つ目の選択肢はリフォームノックです。
2. リフォームノック
リフォームノックは創業から50年以上の老舗で、百貨店でのお直しを引き受けています。伊勢丹、西武百貨店、クリスチャンディオールなどでお直しをするとリフォームノックにアウトソースされるという仕組みです。
家にいながら百貨店品質のお直しができる
現在では通販でのお直しも受けていて、家にいながら百貨店品質のお直しができてしまいます。そう、僕みたいなメンドくさがり屋のくせに美しいシルエットを追い求めるセグメントに大人気!
でも、通販でお直しってどうやってやればいいの?
通販でお直しって不安です。僕も最初はどうしていいのかわかりませんでしたが、実は簡単。自分の気に入っているシルエットの服のサイズを測れば大丈夫!
- 通販でのお直しは「数字」が重要
- 自分の好みのシルエットの「数字」を把握することです
- 短めの裾でオールデンに合わせたい時は”股下75センチ”
- シャツをタックアウトしたいときは”着丈73センチ”
- タイトにシャツを着たいときは”身幅88センチ”
- その数字の把握の仕方は自分の気に入っているシルエットの服のサイズを測ればOK
銀座サルトでもフィッターさんのフィッティング後は最終的にお直し「数字」となり、縫製職人さんへ渡されます。
つまり、自分がフィッターとなり自分の気に入ったシルエットの服をフィッティングしてあげれば簡単にお直しに必要な「数字」が導き出せるのです。
リフォームノックの技術力は高い
お直しに必要な数字さえ導き出せればあとは職人さんの腕次第ですが、リフォームノックの技術力は相当高いです。これは僕がすべて実際にリフォームノックで注文した内容ですが全て完璧に仕上がっています。
- ヤコブコーエン:ジーンズの元裾利用チェーンステッチ
- バルバ:シャツの袖丈詰め剣ポロ移動
- フィナモレ:シャツの着丈詰め
- インコテックス:パンツのウエスト出しVスリット保護
- インコテックス:ワタリから裾幅まで流れるように細く
例えばフィナモレのシャツの着丈を短くしたときは脇のスリットの”F”マークもしっかり移動させてくれるし(写真上がオリジナルのスリット部分、写真下はリフォームノックでお直ししたスリット部分。全く見分けつきません)
ヤコブコーエンのジーンズも裾のダメージ加工もそのままに裾上げしてくれます。(写真は仕上げ後のヤコブコーエン。ダメージ加工を残し、裏側にチェーンステッチを施しています)
技術力は銀座サルトと比べても全く遜色ありません。
リフォームノックは価格も安い
リフォームノックは価格もかなり安いです。銀座サルトの半額程度で技術力も遜色ない。
例えばシャツの着丈詰め場合はこんな感じ。
- 銀座サルト 3,500円〜
- リフォームノック 1,700円
もちろんフィッティングを顧客が自分で実施することからそのコスト自体はかかりませんが、メールでの丁寧なやりとりなどを考えればかなりリーズナブルです。
リフォームノックの納期
僕の経験だと納期は早くて一週間、平均的には10日程度でしょうか。
最近人気が出ているのか少し納期が遅くなりつつある印象ですが、それでもサルトよりは早く、通販なので取りに行かなくて良いというメリットは大きい。
特にシーズン物のセール品などを通販で買った場合など、納期は極めて重要です。7月の春夏セールで納品に1ヶ月もかかってしまったら、季節はすぐに秋。
そんなセール品を一刻も早く仕上げたい!という納期重視の方は3つ目の選択肢を選びましょう。
3. 近所のお直し屋さん
パンツの裾上げさえできればOK、そしてとにかく早く安く仕上げたい。こんなニーズもあると思います。
その場合は近所のお直し屋さんにいきましょう。僕の近所のフランチャイズのお直し屋さんは裾上げ900円、仕上げは一週間後とさすがの実力です。
ただし、技術力は店舗や職人に依存するところがあります。
僕は一度、インコテックスの春夏用グレーパンツを裾上げしたら1ヶ月ほどで解れてしまったことがあり、それからは裾上げでもリフォームノックを使っています。
ということでAlden Styleが最終的に洋服のリフォームで導き出した答えがこれ!
Alden Styleの洋服のリフォームベストアンサー
- 銀座サルトで超絶シルエットの服を作る
- その超絶シルエットのサイズを数字で把握する
- その数字をリフォームノックへ伝えリーズナブルにお直しする
これをマスターしてしまえば、洋服の通販や個人輸入はもはや敵なし!
オールデンと同じように海外や通販でしか手に入らないデザインのものや別注品、リーズナブルな価格で服を手に入れて、超絶シルエットにお直しする。そんな夢の世界が待っています!
2017.5.28 Alden Style
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