ハレクラニのすべて!完全永久保存版
ハワイでハレクラニに泊まったら二度と他のホテルには泊まれないという魅力、いや魔力を持った超絶ホテルのハレクラニ。
全米ナンバーワンの権威ある旅行雑誌”Travel + Leisure” で ”Top 500 Hotels in the World: #1 hotel in Honolulu"を受賞するなどハワイでは不動の絶対王者であることに加え、全世界のベストホテルとして常にランクインしているハレクラニ。
正直他のハワイのホテルには太刀打ちできないレベルだ。
なぜハレクラニはそんなに魅力的なのか?
10年前にハレクラニに泊まって以来、ハワイにいったらハレクラニ以外には泊まることができない身体となった私。その私が実体験を元に「なぜハレクラニはそんなに魅力的なのか?」を徹底的にレビューする。
感動と喜びに満ち溢れた天国の館ハレクラニ。その感動を少しでも分かち合いたく、世界中のどのガイドブックよりも詳しいハレクラニのすべてを全世界に向けて大公開したい。
天国の館ハレクラニ
ホテル内にある五つ星レストラン「ラメール」のディナーや
ハレクラニで一番長めの良い部屋の予約方法や
スイートルームの室内や
オールデンが買えるロイヤルハワイアンセンターから徒歩3分圏内の超絶ロケーションや
超有名お土産ハレクラニパンケーキが買えるハレクラニブティックや
ハウスウィズアウトキーでの美味しい朝食を無料で付ける方法や
ハレクラニのプールや
プライベートビーチや
オールデンをハレクラニに送ってもらう方法や
女性やハネムーンカップルは必見のスパハレクラニのレビューや
ハレクラニで結婚式を行う予定のカップルは必見のウィズアウトアキーの大木が倒れてしまった2017年の最新情報まで
超絶大公開!
ハレクラニがハワイの最強ホテルである8の理由
- ハレクラニの部屋オーシャンフロントからの眺めが最強!
- 五つ星のフレンチレストラン”La Mer”のアワビが最強!
- 徒歩5分で全てがそろうワイキキど真ん中の最強ロケーション!
- 超人気ハレクラニパンケーキが買えるブティックが最強!
- オールデンが部屋まで届く!?ホスピタリティが最強!
- 快楽の向こうへ、フォーブス4つ星スパハレクラニが最強!
- 蘭の花のプールとどこまでも続く遠浅のプライベートビーチが最強!
- 134年の歴史を誇り聖地に位置するハレクラニがハワイで一番最強!
さあ、具体的にひとつひとつ見ていこう。
1. ハレクラニの部屋のすべて
最初にホテルの基本中の基本であるホテルの部屋についてご紹介していきたい。まずは部屋からの眺望と部屋の中をご覧いただこう。
ハレクラニの部屋からの眺望
ハレクラニオーシャンフロントからの眺望である。午前中のハワイの穏やかな海がハワイに来たことを実感させる。ハワイ便は早朝着くことが多いためアーリーチェックインで部屋でくつろぎ午前中の美しい海を眺めることをオススメしたい。
少し部屋の中に入り窓際に設置されているデスクからの眺めがこれだ。最上階15階からの眺めはもはや海しか見えない。海100%だ。
部屋のダイニングテーブルにはウェルカムフルーツとチョコレート。
フライトで疲れた身体に嬉しいパパイヤ。レモンをたっぷり絞っていただく完熟のパパイヤは本当に美味しい。
パパイヤでビタミンを補給したらハレクラニチョコでエネルギーをチャージし、ハワイの初日に備えたい。
ハレクラニの部屋の中
ハレクラニの部屋は極めてシンプル。キングサイズのベッドに窓際に置かれたデスク、ソファ、サイドテーブル。美しい眺望を邪魔するものは何もいらない。
ハレクラニのバスルーム
美しい白亜のバスルーム。ボウルは大理石。タオルやバスローブは1日に何回でも交換してもらえる。バスローブを交換してもらうときはバスタブの中に入れておくことを忘れずに。
ハレクラニのアメニティ、設備
アメニティは石鹸はもちろん香りの高いシャンプーやコンディショナー、シャワージェルなど可愛らしいパッケージに入っておいてある。
どのホテルのものより肉厚で上質なふかふかのハレクラニルームスリッパの他にもソーイングセット、ワインクーラー、ノートパッド、冷蔵庫、テレビ、セキュリティボックスなど基本的なものは全て置いてある。一点注意事項はハワイのホテルには基本的に歯ブラシは付いてこない。ハレクラニも同様だ。
ハワイアンウォーターも無料
嬉しいのはハワイアンウォーターが無料でいくらでも付いてくることだ。ヨーロッパなどに行くとミネラルウォーターは1000円くらいすることもあるが、スタッフに頼めばいくらでも持って来てくれる。
ハレクラニのラナイ(ベランダ)
ハワイのホテルで重要なのはラナイだ。ハワイ語でベランダのことをラナイといい、ラナイのグレードでホテルの部屋の料金が変わるほどだ。ハレクラニでは朝食をラナイでセットしていただくことも可能だ。
オーシャンフロントの角部屋のラナイは他の部屋より広い。幸せの白い鳩がカップルで遊びにやってくるほど優雅な空間だ。
そんなハレクラニの部屋はスイートルームとスタンダードルームの大きく二つのカテゴリがある。まずはスタンダードルームを見ていこう。
ハレクラニの部屋の種類
スタンダードルームのすべて
部屋 | 広さ | 価格 | 眺望 | おすすめ度 |
ダイヤモンドヘッドオーシャンフロント | 48平米 | $960 | ダイヤモンドヘッド&隣のホテル | ○ |
オーシャンフロント | 48平米 | $890 | 海&ハレクラニプール | ◎ |
オーシャンビュー | 48平米 | $825 | 海&他の部屋 | ○ |
パーシャルオーシャンビュー | 48平米 | $680 | 少しだけ海&庭&他の部屋 | △ |
ガーデンコートヤード | 48平米 | $585 | 庭&他の部屋 | △ |
まず最初に伝えたいことはハレクラニのスタンダードルームは全て部屋の中は同じということだ。全ての部屋は広さも設備も全く一緒である。
異なるのは眺望のみである
つまり眺望だけの違いで価格の大きな違いに出るのである。海が見えないガーデンコードヤードとダイヤモンドヘッドが見えるダイヤモンドヘッドオーシャンビューの価格差はなんと約400ドル。眺望が違うだけで4万円のディナーが毎晩いただけるくらいの価格差である。
だったらガーデンコートヤードに泊まって毎晩ウルフギャングステーキハウスのステーキと赤ワインを飲んだ方がいいではないか
とついつい思ってしまうが、そこは慌ててはならない。ハレクラニに泊るのであれば眺望は極めて大切なファクターなのである。
部屋に戻って来た時、目の前に広がる太平洋。ああこんな世界があっただなんて。
ここは天国かもしれない。いや天国に違いない。と本気で思わせる力のあるハレクラニ、通称天国の館。
そう、天国の館に泊まるからには部屋から海が見えなければならない。
一番のオススメはオーシャンフロント
オーシャンフロントはスタンダードルームの中で上から2番目の部屋である。1泊890ドル。部屋からは本当に海しか見えない。
天国にいるのではないかと本気で錯覚する。ハワイは休暇で来る方が多いと思う。だからこそ余計なものは何も要らない。海100%のオーシャンフロントを選択するのがハレクラニの中でベストチョイスだ。
ダイヤモンドヘッドオーシャンフロントの眺望
ではダイヤモンドヘッドオーシャンフロントの眺望はどうか。海にダイヤモンドヘッドが見える素晴らしい部屋。ハレクラニ自身が推すスタンダードルームでは一番の部屋だ。価格も一番高く960ドル。
この角度からはダイヤモンドヘッドと海で100%まじりっけなしに見えるが、いざベッドに寝転んでみると隣の巨大ホテルが眺望の邪魔をするのである。そう超有名ホテルシェラトンワイキキの高層ホテルだ。
実際のダイヤモンドヘッドオーシャンフロントの眺望
この写真はレストラン、ラメールからの眺望だがダイヤモンドヘッドの左に大きな建物が見えると思う。これがシェラトンワイキキだ。ハレクラニのダイヤモンドヘッドオーシャンフロントはこの上層階にある。
つまり、ダイヤモンドヘッドオーシャンフロントに泊まるとダイヤモンドヘッドが見える代わりに、シェラトンワイキキの建物も同時に眺望に入ってしまうのである。これでは正直、興醒めだ。天国の館が台無しである。
なぜハワイに行くのか。普段の激務を忘れいっときの幸福を求めて天国へ誘ってくれる雰囲気を味わいに行くのではないか。もしくはハネムーンで一生の思い出を創るために行くのではないか。だとしたらハレクラニのオーシャンフロントかスイートの2択だ。
ハレクラニのオーシャンフロントは本当に海100%
ハレクラニの部屋の位置関係
ではなぜそんなことが起こるのか。ハレクラニのルームマップを見ていこう。まず最初はオーシャンフロントのルームマップだ。青く部屋が塗りつぶされているところがオーシャンフロントの部屋だ。
オーシャンフロントの部屋の位置
そして赤丸の吹き出しで記した最上階の角部屋が今回私が部屋指定をして泊まった部屋である。部屋の真正面はすぐ海で遮るものは何もない。だから海100%で天国と錯覚できる部屋なのである。
ダイヤモンドヘッドオーシャンフロントの部屋の位置
次にダイヤモンドヘッドオーシャンフロントの部屋の位置を見ていこう。同じく青で塗りつぶされているところがダイヤモンドヘッドオーシャンフロントの部屋である。
画面右を見て欲しい。巨大な白い建物が見えるであろう。これが巨大高層ホテル、シェラトンワイキキである。確かにダイヤモンドヘッドが見えるのは素晴らしい。でも同時にシェラトンワイキキが見えて現実に引き戻されてしまうくらいならば、私は海100%のオーシャンフロントをオススメしたい。
ハレクラニオーシャンフロントからの眺め
本当にまじりっけなしの海100%。オーシャンフロント最上階角部屋。この部屋を部屋指定で予約する方法は後述したい。
ハレクラニのスイートルーム
続いてスイートルームを紹介していこう。
ハレクラニのスイートルームの全て
部屋 | 広さ | 価格 | 眺望 | おすすめ度 |
ロイヤルスイート | 378平米 | $8000 | 海・ダイヤモンドヘッド100% | 🌟 |
ハレクラニスイート | 378平米 | $8000 | 海・ダイヤモンドヘッド100% | 🌟 |
オーキッドスイート | 220平米 | $6000 | 海・ダイヤモンドヘッド・ハウテラス | 🌟 |
エグゼクティブラグジュアリースイート | 120平米 | $3000 | 海&ハレクラニプール | 🌟 |
ダイヤモンドヘッドスイート | 97平米 | $2515- | 海&ダイヤモンドヘッド | 🌟 |
ラグジュアリーテラススイート | 219平米 | $2040- | テラス | ◎ |
ラグジュアリースイート | 151平米 | $1595- | ガーデン&ヤシの木 | ◎ |
プールビュースイート | 98平米 | $1545 | プール | ◎ |
ジュニアオーシャンスイート | 67平米 | $1225 | 海100% | 🌟 |
ガーデンジュニアスイートキング | 67平米 | $860 | 庭&他の部屋 | ○ |
ハレクラニのロイヤルスイート
一生に一度はロイヤルスイートやハレクラニスイートに泊まってみたいが、税金を含めると1泊100万円以上もする部屋にはどう転がっても手が届かない。
サラリーマンがなんとか頑張って手が届くのはエグゼクティブラグジュアリースイートまでだろう。
エグゼクティブラグジュアリースイート
実はホームページには出ていないが一番安いガーデンビューのスイートがある。なんと860ドル。スイートだがオーシャンフロントよりも安い。それがガーデンジュニアスイートキングである。しかしいくら部屋が2部屋あってもハワイに来て海が見えない部屋に泊まるのも寂しい。
そこでスイートで手が届く範囲でのオススメはジュニアオーシャンスイート。一泊1225ドルでオーシャンフロントの景色とダイヤモンドヘッドオーシャンフロントの眺望が手に入る。やはりハレクラニに泊まったからには海が見えるスイートに泊まりたい。
ジュニアオーシャンスイート
ぜひジュニアオーシャンスイートで至福の時を過ごして欲しい。
しかしスイートでなくともジュニアオーシャンスイートと同等、いやそれ以上に価値が高いのがハレクラニのオーシャンフロント最上階角部屋に部屋番号指定で宿泊することだ。
ハレクラニで眺望の良い部屋番号指定で泊まる方法
ハレクラニでは同じオーシャンフロントでも海100%の眺望の部屋に泊れない可能性もある。オーシャンフロントだけで100部屋あるのだから部屋の位置で眺望に差がつくのは当然である。そこで今回ハレクラニの中で一番眺望の良い部屋の番号をお伝えしたい。
部屋番号指定で宿泊する方法を公開
私が番号指定で宿泊している部屋は2つある。1505号室と1408号室だ。両方とも高層階角部屋。そして今回宿泊したのは最上階1505だ。
ハレクラニ最上階南西角部屋1505号室からの眺望
都心のマンションなら億を優に超える眺望だ。部屋番号指定をすればこの眺望が手にはいる。聖なる海「カヴェヘヴェへ」を真正面に望む秘密の部屋。眺望だけで言えばスイートを遥かに凌ぐ。
ハレクラニ14階角部屋1408のプライベートバルコニー
もう一つのオススメは14階の角部屋、1408号室だ。眺望は1505号室とほぼ同じ。そして実は14Fは1408号室だけ高級旅館の離れのようになっており、喧騒を遮断するかのように部屋と部屋の間にはこのようなプライベートバルコニーが広がっている。
1408号室はぜひハネムーンのカップルに泊まってもらいたい部屋だ。
ハレクラニのスタッフから聴いたハレクラニの秘密の部屋番号。1505と1408。この部屋番号をお伝えするのは正直最後まで迷った。なぜならこの情報が広まれば私自身が今後泊まれなくなる可能性が格段に高くなるからだ。しかし冒頭にどんなガイドブックよりも詳しいハレクラニの魅力を公開すると言った手前、お伝えすることにした。ぜひあなたのその目でこの部屋の魅力を確かめて欲しい。
リーダーズクラブ経由で予約し部屋番号指定で宿泊
ではどのように部屋指定して予約するのか?
それはリーダーズクラブ経由で予約する方法だ。リーダーズクラブ経由での予約時に部屋番号と共にストロングリクエストしておこう。当然当日の部屋の空き状況次第だが可能性は高い。
リーダーズクラブは高級ホテルの上級会員資格で年会費150ドル。ハレクラニなど海外の高級ホテルで部屋のアップグレード、朝食無料、アーリーチェックイン、レイトチェックアウトなど様々な特典がある。
ハレクラニではこの後説明するがオーキッズ、ハウスウィズアウトアキーでの朝食、ベランダでのアフタヌーンティーなどがインクルードされてくる。それだけで年会費150ドル分は優に超えるであろう。
以前はアメックスプラチナに付随していたことからご存知の方も多いだろうが、海外のホテルに年一回以上宿泊する場合は持っておいて損はない。
ハレクラニのレストラン
次にレストランの話をしよう。ハレクラニのレストランは嗜好に合わせて様々な用途に使える。箱根の高級旅館に泊まる時のようにハワイに行ったらずっとハレクラニの中で過ごしても良いくらいの充実したレストランだ。
ハレクラニのレストランのすべて
レストラン | 種別 | 用途 | 備考 | おすすめ度 |
La Mer ラメール | フレンチ | ディナー | 五つ星レストラン、男性はジャケット着用 | 🌟 |
Orchids オーキッズ | ハワイアン | 朝食、サンデーブランチ他 | 朝食で和定食もある | ◎ |
House without a Key ハウスウィズアウトアキー | ブッフェ | 朝食他 | オープンエア、オーシャンフロント | ◎ |
Veranda ベランダ | ブリティッシュ | アフタヌーンティ | アフタヌーンティのみ | ◎ |
La Mer ラメール
一番最初に紹介しないといけないのはラメールだ。ラメールはフォーブスの五つ星レストランであり泣く子も黙るミシュラン三つ星レストランと同義。
ハワイでホテルと言えばハレクラニ。レストランと言えばラメールなのである。
雰囲気も味も抜群のフレンチレストランで16名程度集まれば海の見える一番良い部屋を貸し切りにできる。ハワイでの結婚式の後、家族と本当に仲の良いゲストを呼んでディナーをするなどフォーマルなシーンにも使える。
奥様が日本人のシェフ
2011年から奥様が日本人で帝国ホテルで腕をふるっていたシェフに変わった。フレンチだが和食をも意識させる日本人にとって本当に素晴らしいレストランとなった。2011年以前は正統派フレンチでそれも非常に美味しかったが、和のテイストをまとった超高級フレンチ。爽やかなハワイの風に吹かれながらいただくには最高だ。
ラメールでいただくロブスターのビスクとトリュフ
ラメールのメニュー
ラメールのメニューはデザートを含む3コースメニュー(110ドル)もしくは4コースメニュー(145ドル)となっている。今回は私は4コースディナーを選んだ。ウェイターやソムリエとのやりとりは全て英語で日本語不可だがメニューは見ての通り日本語を選べるため安心して欲しい。
いわゆるシェフのおまかせコースであるデガステーションも選択可能だ。9種類のディッシュが楽しめるが量は控えめになっており女性でも十分に食べられる。お酒が好きな方はワインペアリングを頼むのも素敵な選択だ。
ラメールは17:30からの予約がオススメ
ラメールは予約が必須。ディナーのみの営業であり一番早い枠は17時半からである。ぜひラメールに行くなら17時半からの予約をお勧めする。理由は2つ。ひとつは海に沈むサンセットを眺めながらの食事は至福のひとときである点、もうひとつは早い時間に行くことでダイヤモンドヘッドを望む眺めの良い席を選ぶことができる点だ。
夕暮れ時、ダイヤモンドヘッドを望みながらシャンパンをいただくのは格別
この時間からハウスウィズアウトアキーではフラショーが始まり特等席で見ることができる。
ワインはボトルよりもペアリングをオススメ
ワインはボトルでも良いがラメールはバイザグラスでも良いワインをリーズナブルにいただける。ワインペアリングのコースでなくともある程度の好みを伝えればソムリエが料理に合わせて素晴らしいマリアージュを提案してくれる。
私は料理に白を合わせるときは基本的にソーヴィニヨン・ブランを選ぶ。今回ソムリエが持ってきたのはサンセール。清涼感が高くハワイの夕暮れには最高の選択だ。
ポーチドオイスター、キャビア入り赤ピーマンのジュレ
新鮮な牡蠣にキャビアの風味が重なり合い口の中だけハワイの海にトリップする。白ワインにとてもよく合う
ロブスターのビスクとトリュフ
たっぷりのトリュフに熱々のロブスターのビスクをその場で流し込んでくれる。香り豊かで本当に美味しい。
ハワイ産アワビの低温調理
このアワビの柔らかさと奥行きのある味には正直驚いた。これまで私の人生の中で一番のアワビは箱根時の雫でいただいたアワビの炊き込みご飯だったがそれをはるかに超える美味しさだ。これぞ日本で修行をしたシェフならでは逸品である。ぜひシーフードはこのアワビを選んで欲しい。
ハワイ産ルージュ
いわゆるハワイ産の鯛である。見た目にも華やかで味も日本人好みに素材の味を最大限活かすようシンプルに仕上げている。健康と美容を意識する女性にぜひお勧めしたい。
ガーリック風味のミルクでポーチした子羊
肉料理はラムを選んだ。普段ラムはほとんど頂くことはないが良いフレンチに行くときは必ずラムを選ぶようにしている。羊特有の臭みは全くなく旨味だけを凝縮した最高のラムだ。
ナイフが不要なほど柔らかく最高の肉料理である。
ペアリングで合わせたカリフォルニアの赤ワイン
ラムに合うようにしっかりとした赤ワインでスパイスの香り漂うカベルネ・ソーヴィニヨンから派生した種のカリフォルニアワイン。
コースが進み赤ワインが出る頃にはすっかり日も暮れて美しい夜景に移りゆく。本当に美しい時が流れて行く。ハワイの最終日にはぜひラメールで食事をして欲しい。
デザートはハワイアンスフレ
デザートはその店のオススメを頼むことにしている私は担当のウェイターやソムリエからぜひ食べて欲しいと勧められたハワイアンスフレを頼んだ。ソースは三種でココナッツミルクやメイプルシロップをたっぷりかけていただく。
ハワイはエッグシングスやハレクラニパンケーキなどパンケーキが本当に美味しいがこのスフレはそれを凌駕するほど美味しかった。ぜひラメールでデザートを選ぶときには参考にして欲しい。
Orchids オーキッズ
ラメールが素晴らしすぎてすっかり長くなってしまったが、続いてハレクラニではラメールに次ぐレストラン、オーキッズを紹介しよう。
ハレクラニ本館1Fに鎮座するオーキッズ
オーキッズはラメールと同様、ハレクラニ本館にある。オーキッズが1F、ラメールが2Fだ。
ハワイの食材を活かした料理を提供するオーキッズ
ハレクラニ本館の1Fという絶好の場所に位置するオーキッズはダイヤモンドヘッドとワイキキビーチを一望できる。
日曜日のみ提供されるサンデーブランチは非常に有名で『ホノルルマガジン』誌のグルメアワードで「オアフのベストブランチ」選ばれている。しかも毎年だ。
オーキッズエントランス
前述の通りリーダーズクラブ経由でハレクラニを予約するとオーキッズ、ハウスウィズアウトアキーの朝食はインクルードされてくる。部屋番号を伝えて中に入る。
オーキッズとはハレクラニのシンボルの花であり、その名の通り蘭の花がレストランのいたるところにある。
オーキッズの店内は非常に開放的な雰囲気、いかにもハワイらしい空間で朝から気分が高まる
オーキッズのアメリカンブレックファースト
グアバのフレッシュジュースとパパイヤでビタミンを摂りながら
ハワイのそよ風の中に身体を預ければ、日本の疲れを吹き飛ばすことができる
トーストの代わりにマフィンが欲しいとわがままを言えば叶えてくれるオーキッズ
アメリカンブレックファーストも大変美味しく
本格的な和定食でさえもいただくことができるオーキッズ
日本の味が恋しくなれば赤坂の料亭も驚くほど品質の高い和定食をも朝からいただくことができる
それがオーキッズである。
House Without A Key ハウスウィズアウトアキー
ハウスウィズアウトアキーで最高の朝食を
ハウスウィズアウトキーはオープンエアのダイニング。ブッフェスタイルで好きなものを手にしてハワイの朝の風に吹かれながらブレックファーストをいただく。
こんな幸せは日本では決して味わえない。
ハウスウィズアウトアキーのキアヴェの樹の下では結婚式も
1925年に書かれた小説『チャーリー・チャン』に登場するハウスウィズアウトキーは樹齢100年を越えるキアヴェの樹の下で結婚式が行われるほど有名なダイニング。
ハウスウィズアウトアキーはブッフェスタイル
アメリカンブレックファーストでは定番のカリカリに焼いたベーコン
ブルーベリーにラズベリーにストロベリー
もちろんエッグステーションもあり好きな卵料理をリクエストできる
好きな料理を手にしたら真っ青な空の下で
たっぷりのビタミンを摂りながら
作りたてのオムレツをいただく
そんな小さな幸せを身体で感じることができる美しいダイニング。それがハウスウィズアウトアキーである。
ハウスウィズアウトアキーの象徴キアヴェの樹
2017年現在、ハウスウィズアウトアキーの象徴とも言えるキアヴェの樹は台風の影響で倒れてしまっている。しかし根はしっかりと生きており修復に全力を挙げている。
キアヴェの樹の下で永遠の愛を誓ったカップルも多いだろう。キアヴェの樹の早期完全復活を望みたい。
Veranda ベランダ
アフタヌーンティで有名なベランダを紹介しよう。ベランダもハレクラニ本館にあり美しい緑がある中庭に面している。
ブリティッシュスタイルの伝統を忠実に表現したクラシックアフタヌーンティーは36ドル。世界各国の紅茶やハレクラニオリジナルティー、コーヒー、シャンパンに加えてサンドイッチやフルーツ、スイーツなどが楽しめる。
リーダーズクラブの特典としてベランダでのアフタヌーンティもインクルードされてくる。私は時間の関係上今回行くことはできなかったが、ぜひ機会があれば行ってみていただきたい。
3. ハレクラニのロケーション
空港から車で19分 ワイキキの中心にあるハレクラニ
続いてハレクラニのロケーションについて説明しよう。
空港からのアクセスは車で20分足らず。ツアーの乗り合い送迎バスだと40分以上かかることから、送迎リムジン、レンタカー、タクシーを使いたい。
ハレクラニの送迎リムジンは150ドル、コンシェルジュに依頼しておけば空港の出口でネームボードを持って待っていてくれる。
もちろんレンタカーでもタクシーでも良い。タクシーで40ドル+チップ程度。身体も楽でリーズナブルなのはタクシーだ。
ワイキキの中心に鎮座するハレクラニ
ハレクラニはその古い歴史からワイキキの一丁目一番地とも言える中心に鎮座する。徒歩3分圏内にワイキキの買い物の聖地「ロイヤルハワイアンセンター」と徒歩5分圏内に免税店「T Gallreria By DFS Hawaii」がある。
ロイヤルハワイアンセンターまで徒歩3分
ハレクラニの正面玄関から
ワイキキビーチウォークを散歩
スターバックスが見えたらもうそこはロイヤルハワイアンセンター
ロイヤルハワイアンセンター
ハレクラニから徒歩3分にあるロイヤルハワイアンセンター。
エルメス、ハリーウィンストンなどの超ハイブランドはもちろん
ジミーチュウ、フェラガモ、トリーバーチなど女性が喜びそうなシューズブランド。
オールデン、ジョンロブ、エドワードグリーンなどを扱うレザーソウルやロロピアーナなど男性のテンションが上がりそうなショップが目白押しである。
オールデンの聖地、レザーソウル別注の美しいブーツにもハレクラニからは3分で出逢える
ハワイに来たらぜひ手に入れたいアイランドスリッパ
ターコイズブルーのアイランドスリッパをハワイ到着後にすぐ彼女にプレゼントするのも非常に楽しい選択だ
私はいつものようにロイヤルハワイアンセンターでオールデン、アイランドスリッパを購入した。これはまた別の機会にご紹介したい。
ロイヤルハワイアンセンターのレストラン
もちろんロイヤルハワイアンセンターはレストランも充実している。ウルフギャングステーキハウスは六本木でも食べられるがやはり本場アメリカのステーキは一味違う。
焼き加減がたまらないウルフギャングステーキハウスのステーキ。
買い物に疲れたらゆっくりステーキを食べるのもよし
ハワイで人気のシェイブアイス、いわゆるかき氷で疲れを癒すのも悪くない。
そしてロイヤルハワイアンセンターから道路を挟んだ向かい側にあるのがハワイの超有名免税店 "T Galleria by DFS" である。
T Galleria by DFS
言わずと知れた超有名免税店。ハレクラニからは徒歩5分。
以前はDFS Galleriaだったが2013年からT Galleriaと名称を変更した。
T Galleriaの入り口にはRalph LaurenのPOLOのショップ。お洒落の先生であるラルフローレンをフロントに持ってくるあたりはさすがアメリカを思わせる。
エルメス、ヴィトン、プラダなど超ハイブランドは基本的にこのDFSで手に入る。
私は基本的にはファクトリーブランドしか買わないためウインドウショッピングに勤しんでいたが学生時代以来久しぶりにプラダを購入した。
日本では手に入りにくいプラダの新色であるネイビーリモンタナイロンのリュック。正式にはブラックネイビーだ。ハワイは基本的に日本語で全て通じてしまうが、T Galleriaのプラダで私に接客を行なっていたのは日本語が全く話せないハワイ出身のショップスタッフだった。日本語が話せないことを物ともしない彼女の明るく元気な立ち振る舞いについ買ってしまったのが正直なところだ。
ネイビーリモンタナイロンのプラダのリュック
学生時代に購入したブラックリモンタナイロンのプラダのリュックと比べて大きく進化していることに驚いた。非常に使えるプラダのリュックの話は別の記事に譲ることにして先を急ごう。
アラモアナショッピングセンター
ハレクラニからアラモアナショッピングセンターは車で6分。ピンクトロリーも雰囲気があって大好きだが買い物で大きな荷物を抱えて帰るにはタクシーが便利だ。チップ合わせて15ドル程度だ。
実は今回友人の結婚式でハワイに行ったのだが結婚式はよく晴れたものの、翌日は洪水警報が鳴り止まないほどの大雨だった。ハレクラニで会ったウェディングドレスを着た花嫁とすれ違ったが良い結婚式になったことを心から祈りたい。
アラモアナショッピングセンターへ向かう道も大洪水である。この日はトロリーでの移動は正直厳しく、タクシーでの移動が正解だ。
雨上がりのアラモアナショッピングセンターへ到着
立ち寄ったショップを少しだけ紹介していこう
超絶ハイブランド、ブルネロ・クチネリ
ブルネロ・クチネリは職人を大切にするファクトリーブランドの究極の姿といってもいいだろう。正直なかなか手が出ないほどのブランドだがオールデンに合わせてコーディネートしたい。
Aesop
イソップはオーストラリアのスキンケア、フレグランスブランド。日本ではバーニーズニューヨークや六本木のミッドタウンなどでも購入可能だ。価格は日本より少し安いくらいか。
美しく陳列されるイソップの商品
ハワイで時計を買うならアラモアナのBen Bridge
今回、アラモアナに来た一番の目的は時計だ
そろそろパテックフィリップが欲しいと思っている。候補はノーチラスだが人気がありすぎて世界中のショップで品切れ状態。しかも価格はどんどん上昇している。
期待せずに少し話を聴いてみたが、やはりノーチラスは大人気で予約待ちのウェイティングリストに載る方法でしか購入はできない。ただし他の店と異なり半年に1回くらいはBens Brigdeに入って来るようで入荷状況は悪くない。3年くらい待てば買えそうだが、ウェイティングリストに載るためにもまずはこの店の顧客にならなければならない。まるでオールデンのレアカラーを買う時のようだ。
ウェイティングリストに載るためにとりあえずこいつでも買うことにした。
アラモアナショッピングセンターには他にもエルメス
プラダなどのハイブランドはもちろん
アメリカ生まれのブランドショップもたくさんある。
アバクロンビー&フィッチ
当時アメリカでしか買えなかったアバクロは正直銀座にできてからは足が遠のいていたのだが、久しぶりに行って見ると悪くない。リーズナブルでシルエットも秀逸である。今回イージーパンツとパックTシャツを手にいれた。
アイランドスリッパ
アイランドスリッパはアラモアナの方がロイヤルハワイアンセンターよりも種類が豊富。売っているものも異なるのでアイランドスリッパを買うなら是非両方いって欲しい。
買い物に疲れたらカフェで一休み
少し疲れたらゴディバでチョコレートをいただき
カフェラテで一休みしよう
お土産の大定番 ビッグアイランドキャンディーズ
アラモアナに来た日にはお土産を買うのを忘れてはならない。そしてお土産を買うならビッグアイランドキャンディーズだ。ハワイ島生まれのこのクッキーは必ず喜ばれる。
詳しくは別の記事で述べるがビッグアイランドキャンディーズのクッキーは他のクッキーと比べて次元が違う。ハワイをよく知っている人は必ずビッグアイランドキャンディーズを選択するはずだ。
4. ハレクラニブティック
ビッグアイランドキャンディーズ以上にハワイで必ず買うべきお土産にランキングされるのがハレクラニパンケーキである。
そのパンケーキが買えるハレクラニブティックを紹介しよう。
HALEKULANI BOUTIQUE
ハレクラニブティックは小さな百貨店というくらいなんでも揃う。ハレクラニに泊まっていればぜひ使い倒して欲しい
仮にハレクラニに泊まってなくともハレクラニパンケーキを買いに行くためだけにハレクラニブティックへ立ち寄る価値は十分にある
ハレクラニのパンケーキミックス
国際線のCAが選ぶお土産ランキングに必ず入ってくるのがこのハレクラニブティックに売っているパンケーキミックスだ。正直人気がありすぎてなかなか買えない。
今回は自宅用に加えて大切な人へ贈るためにいくつか購入。本当は店ごと買い占めたいくらいだ。
そのほかにも定番のマグカップ
ハワイのお土産で大定番であるBEE BAR LOTIONのハレクラニバージョン。
ハワイと言えばコナコーヒー。コナコーヒー100%の高級仕様。
海を見ながら部屋でワインを飲むのもよし
ビーチセットを揃えて海でくつろぐのもよし
ゴルフに勤しむのもよし
遠い日本へ想いを込めて手紙を書くのも悪くない
そんな思うがままのハワイでのライフスタイルに応えてくれるのがハレクラニブティックである。
5. 最高のホスピタリティ
ハレクラニのリピーターが異口同音に放つのが「ハレクラニのホスピタリティ」だ。驚愕するのは極めて自然な距離感だ。決してプライベート空間に入らずに必要な時には必ずいてくれる。
今回ひとつエピソードをお伝えしよう。私はAlden of Carmelというアメリカ本土にあるショップからオールデンの靴をハレクラニに送付していた。
チェックイン時に伝えるのを忘れていたが、アーリーチェックイン後に一休みして「あ、そういえば靴を取りにいかなければ」と思った瞬間に部屋のチャイムが鳴る。外にはオールデンの靴を大切そうに抱えたスタッフが満面の笑顔で「アロハ!」と待っている。
そう、このホスピタリティだ。まるで自分の心を知っているかのようなタイミング、人懐っこさと美しさが同居した笑顔。さすがは天国の館ハレクラニである。
6. スパハレクラニ
続いてスパハレクラニだ。ハレクラニホテル内にあるスパハレクラニは心身ともにリラックスできる空間だ。スパハレクラニではマッサージ、フェイシャル、ヘアケア、ネイルケアなどの施術を受けることができる。
心身ともにと書いたが「心」の癒しが圧倒的なのがスパハレクラニだ。
聖なるパワースポット「カヴェヘヴェヘ」を望む空間
まずスパハレクラニは場所が圧倒的である。聖なるパワースポットである「カヴェヘヴェヘ」を望む空間でボディケアを受けることができる。
ハレクラニの目の前に広がる美しい海「カヴェヘヴェヘ」は真水と海水が交わる聖なる場所。古代ハワイではマナが宿る癒しの場所として尊ばれていた。
下の写真を見て欲しい。サンゴ礁の深いブルーの海が広がる中、ハレクラニの前の海だけ聖なる力によって遥か遠くまで美しく淡いロイヤルブルーが広がっている。これが真水と海水が交わる場所だ。その源泉であるスポットが「カヴェヘヴェヘ」であり、その目の前に位置しているのがスパハレクラニだ。
ハレクラニに入った瞬間にとてつもない聖なる力、美しい気を感じるが、スパハレクラニの場所はその源泉とも言える場所。ハワイの王族が用いる神聖な植物マイレの香りによるヒーリング効果ももちろんあるが、スパハレクラニに入った瞬間に本当に「心」が癒され、そして身体に力が漲ってくる。その聖地で受けるボディケアは極めて効果が高いものだ。
ぜひ彼女や彼と二人きりでボディケアやヘッドケアを施してもらえるダンデム・スイートを予約し地球上で一番のパワースポットで癒されて欲しい。最高のエクスペリエンスになること間違い無い。
7. ハレクラニのプール&プライベートビーチ
ハレクラニのプール
ハレクラニのプールは本当に美しい。プールの底にはタイルで蘭が描かれており圧倒的な雰囲気だ。写真の右手に見えるのが前述したハウスウィズアウトアキーのレストランだ。
ハウスウィズアウトキーのエントランスにはプールに持ち込めるように蘭の花やレモンなどがはいったフレッシュウォーターが用意されている。
フレッシュウォーターを片手にプールサイドへ
ハレクラニのプールは優雅で時間がゆっくりと流れる。嫌なことがあってもここにくればすべて忘れられる。そんな気持ちにさせるヒーリング効果が世界一高いプールである。
足元はロイヤルハワイアンセンターで購入したキャンバス地のアイランドスリッパ。濡れた足で履いてもワイキキの青空の下ではすぐに乾いてとても気持ちがいい。
青い空、風に揺れる椰子の木、美しいプール
美しいプールの横にはワイキキのビーチ。プールで心身ともにリラックししたら次はハレクラニのプライベートビーチへ繰り出したい。
聖なる海「カヴェヘヴェヘ」ダイヤモンドヘッドが美しく見えるハレクラニ専用のプライベートビーチ
ハレクラニはワイキキビーチの中でも少しせり出した土地にあることから、プライベートビーチでは上述の通り海に浮かぶダイヤモンドヘッドが美しく見える。
ABCストアで買ったボディボードが今日の相棒だ。そしてこの場所こそが癒しの海であるパワースポット、カヴェヘヴェヘ(KAWEHEWEHE)である。古代のハワイでは王族が邸宅を建て、祈祷師が住み、ハワイ中から癒しを求めて人々がやってくる神聖なる場所。ただそこにいるだけで力が漲ってくる。
真水と海水が交差する聖なる海「カヴェヘヴェヘ」、さすがにオールデンは履けないがダイヤモンドヘッドを背景にいつものポーズをしてしまうのは性であろうか。
聖なる海「カヴェヘヴェヘ」を真上から見ることのできるオーシャンフロント最上階角部屋
ハレクラニのプライベートビーチでは上述の通り海に浮かぶダイヤモンドヘッドが美しく見える。そして真水と海水が混じり合う神聖なる場所である。
これは実際に私が泊まったオーシャンフロントの最上階角部屋から写真を撮ったものだ。ハレクラニの前の海だけ色が異なるのがわかると思う。
山から駆け下りた天然水が海底で放たれる。そして真水と海水が交差し常に流れがあることから珊瑚はもちろん藻ですら全く無い。
淡いロイヤルブルーの天へと続く神の道がどこまでも広がって行く。
これは「ワイキキ」の中でもハレクラニの目の前のビーチだけである。ハワイ語で「ワイ」は「水」、「キキ」は「湧く」。つまり水が湧くという意味で名付けられた由緒正しいワイキキ発祥の地に立つのがハレクラニなのだ。
これだけでハレクラニに泊まる価値がある。そしてオーシャンフロントの最上階を予約しこの聖なる海、そして神の道を目に焼き付けて欲しい。
8. 134年の歴史を誇るハレクラニ
なぜこのような聖なる海を望む地にハレクラニは位置しているのか。それはハレクラニが誇る長い歴史にある。
1883年にハウツリーホテルという名で邸宅1軒、バンガロー5軒から始まったハレクラニ。
134年の歴史を誇りワイキキの発展共に歩んだハレクラニだからこそ、海の中に真水が湧き出る聖なる場所カヴェヘヴェヘの目の前に位置し、遠浅のビーチがどこまでも続き、ダイヤモンドヘッドが美しく見える唯一の場所に位置することができたのである。
そして水の湧き出る聖なる海を擁したハレクラニ自身の弛まぬ努力によって今日のハレクラニの発展がある。
そう、才能と努力が織りなす芸術作品が天国の館ハレクラニなのである。
1981年には三井不動産がオーナーとなったハレクラニ。日本が誇る帝国ホテルと同じオーナーとなったハレクラニはハワイらしい温かみのあるホスピタリティと帝国ホテルが誇るおもてなしの心を持つ。
日本人にとってまるで故郷に帰って来たかのような居心地の良さはその歴史と必然にあった。
ハワイの風に吹かれて、私の愛するハレクラニはいつまでも物語を紡いでいくのである。