アジアで一番の名作！オールデンタンカーブーツ ウイスキーコードバン！
アジアの最高傑作！恐らくもう二度と作ることができない幻のウイスキータンカー！
2009年7月。
まことに小さな国が開花期を迎えようとしていた。
アジアの小さな国、香港。
その香港の雑居ビルの一角で産声を上げたひとつのオールデン。
それがアジア史上に残る、名作だった。
Alden Whiskey Tanker Boots quote from Tassels HP
オールデン史上極めて大胆な組み合わせ！ウイスキーコードバン×タンカーブーツ！
オールデンファンであれば、この組み合わせは当然考えつくだろう。
名作としてその名を知らぬものはいないタンカーブーツ。
そしてホーウィンの最高峰であるウイスキーコードバン。
この二つを組み合わせれば極めて美しいオールデンが生まれると誰もが思ったはずだ。
禁断の果実に手を出した歴史上類を見ない組み合わせ
しかし、この組み合わせは禁断の果実である。
気品溢れる美しい身体と壊れやすい心を持つウイスキーコードバン
なぜなら、ウイスキーコードバンは非常に繊細で手入れも非常に難しい。
まるで人気絶頂のわがままなモデルを満足させる食事に連れて行くくらい困難だ。
ワックスを塗るにも無色透明のものを用い、指で撫でるように、優しくケアをしてあげないとすぐに機嫌を損ねる。
機嫌を損ねたウイスキーコードバンは傷物としてもう世の中に出ることは出来ない。
気品溢れる美しい身体を持つとともに非常に壊れやすいガラスのような心を持っているのがウイスキーコードバンだ。
Horween Shell Cordovan
男気溢れるミリタリーブーツ、どんな過酷な環境でも屈しないタンカーブーツ
一方、タンカーブーツはどうか。
1940年に開発され、第二次世界大戦に実際に使われた軍靴の木型、ミリタリーラストを使っているタンカーブーツ。
ソールにはコマンドソールと呼ばれるどんな過酷な環境でも屈しない極めて固い靴底を使っているタンカーブーツ。
つまり、男気溢れるオトコの中のオトコの靴。それがタンカーブーツである。
男がタンカーブーツを履けば、やたらに枯れ葉の中に突っ込んでみたくなったり、
Alden Tanker Boots
男がタンカーブーツを履けば大木をなぎ倒したくなったりするのが人情というものだ。
Alden Tanker Boots
禁断のオールデン
ウイスキーシェルコードバン×タンカーブーツとは、耐久性が極めて要求されるタンカーブーツを、圧倒的に繊細なウイスキーコードバンで作った、禁断のオールデンなのである。
まるでガラスの靴で戦争に行くようなそんなキケン極まりない、言い換えれば節操がないともいっても良い、いやそうではない、人類のわがままを誰も止めることなくそのまま形にしてしまった。
それがオールデンウイスキーシェルコードバンタンカーブーツなのだ。
まるでガラスの靴で戦争に行くような組み合わせ！それが禁断の果実！オールデンウイスキーシェルコードバンタンカーブーツ！
さあご覧いただこう！この美しいオールデンを見よ！
嗚呼、なんて美しいのだろう。
2009年製のホーウィンのウイスキーコードバンはここまで美しいのか。
しかも完璧な機能美を誇る軍隊の靴、タンカーブーツ。
Alden Whiskey Tanker Boots quote from Tassels HP
超戦略的リテーラー、香港タッセルズ
この禁断の組み合わせを大胆にやってのけた。
香港のタッセルズ。
現在では超有名リテーラーのひとつでアジアでは敵なしのタッセルズ。2015年にはカラー２コードバンのペニーローファーを作ったことでも記憶に新しい。
しかし、タッセルズは3周年の記念モデルにこれをやったのだ。
たった開業3年で禁断のウイスキーコードバンタンカーブーツを作ったのである。
2009年の夏、まことに小さな国が開花期を迎え、大国を見事に打ち破ったのである。
Tassels Hong Kong quote from Tassels HP
オールデンウイスキータンカーブーツ概要！
- ブランド：Alden ／ オールデン
- モデル：Alden Tanker Boots ／ オールデン タンカーブーツ
- 型番：40260HC
- カラー：Whiskey ／ ウイスキー
- マテリアル：Cordovan ／ コードバン
- ラスト：Barrie last ／ バリーラスト
- ショップ：Tassels Hong Kong ／タッセルズ 香港
最後にもう一度アップを見て頂こう、
トゥのモカ縫い、ノルウェイジャンフロントが美しい、などの言葉は要らない。
ただただ、美しい。
人間のわがままを形にした禁断のオールデンはオールデン史上最も美しい禁断の靴であった。
Alden Whiskey Tanker Boots quote from Tassels HP
